那覇でウミガメに会えるダイビングスポット|遭遇率・時期・ルール完全ガイド

2026/6/10Dibee編集部#那覇#ウミガメ#遭遇#ダイビング
那覇でウミガメに会えるダイビングスポット|遭遇率・時期・ルール完全ガイド

「沖縄でウミガメと一緒に泳ぎたい」——それはダイビング初心者からベテランまで共通の夢です。那覇を起点にしたダイビングでは、条件さえ揃えばほぼ確実にウミガメと遭遇できるスポットが複数存在します。遭遇率を上げる季節・時間帯の選び方から、水中での正しいふるまい方まで、一冊で完結するガイドにまとめました。

那覇近海で会えるウミガメの種類

悠々と泳ぐウミガメ

沖縄の海には主に3種類のウミガメが生息しています。那覇近海で遭遇できるのはそのうちの2種が中心です。

種類特徴那覇での遭遇しやすさ
アオウミガメ甲羅長80〜100cm、草食性。海藻・海草を食べる◎ 最も多い
タイマイ甲羅長60〜90cm、くちばしが細長い。サンゴ・海綿を食べる○ チービシ周辺で見られる
アカウミガメ甲羅長70〜110cm、頭が大きい。砂浜に産卵に来る△ 稀

那覇周辺で最も多く遭遇できるのはアオウミガメです。海草藻場(アマモ場)が広がる大度浜周辺に特に多く生息しており、午前中に餌を食べている姿が頻繁に目撃されます。

ウミガメに会いやすいスポットTOP3

1位:大度浜(ジョン万ビーチ)

那覇市の南端に位置するビーチエントリーのスポットです。干潮時には磯が顔を出し、満潮時には広いリーフが広がります。アオウミガメの生息数が那覇エリアで最も多いとされ、地元ダイバーの間では「ウミガメの聖地」と呼ばれています。

遭遇率: ★★★★★ 水深: 5〜15m エントリー: ビーチ(徒歩で海へ) 特徴: 餌となる海草が豊富。休憩中のウミガメが岩の上に乗っている姿も見られる

ベストタイム: 午前8〜11時(餌食い中が最も観察しやすい)

2位:チービシ(ナガンヌ島・神山島・沖山島)

那覇港から船で約30分の沖合に浮かぶ離島群。透明度が高く、多様な生物が生息する那覇屈指のダイビングエリアです。アオウミガメとタイマイの両方が見られるため、複数種の遭遇を狙う場合に最適です。

遭遇率: ★★★★☆ 水深: 5〜25m エントリー: ボート 特徴: 透明度30m超の日もある那覇No.1透明度スポット。ウミガメ以外にもマンタ(季節限定)やサメ類も

ベストタイム: 早朝〜午前中(特に早朝は静かなウミガメに出会いやすい)

3位:慶良間諸島(ケラマ)

那覇から高速船で35分の慶良間諸島は、「ケラマブルー」と称される世界屈指の透明度を誇ります。座間味島・渡嘉敷島周辺には常時複数頭のウミガメが生息しており、1ダイブで2〜3頭と遭遇することも珍しくありません。

遭遇率: ★★★★★ 水深: 5〜30m エントリー: ボート 特徴: 国内最高峰のウミガメ遭遇エリア。日帰りツアー多数あり 注意: 日帰りのため移動時間が発生。那覇発のツアーは6〜7時集合が多い

遭遇率が高まる季節・時間帯

サンゴ礁を泳ぐウミガメ

季節別の遭遇率

季節遭遇率理由
春(3〜5月)★★★★☆水温上昇とともに活動活発化。産卵前の個体が多い
夏(6〜9月)★★★★★産卵シーズン。浅瀬で観察しやすい。個体数最多
秋(10〜11月)★★★★☆水温まだ高め。産卵を終えた個体が餌を多く食べる
冬(12〜2月)★★★☆☆活動がやや鈍化。深場に移動する個体も

最もおすすめの時期は5〜10月です。特に5〜7月はウミガメの産卵シーズンと重なり、浜辺近くの浅瀬にいることが多く観察しやすいです。

時間帯別の遭遇率

時間帯遭遇率理由
早朝(6:00〜8:00)★★★★★人が少なく警戒心が低い。水面で呼吸するシーンも
午前(9:00〜12:00)★★★★☆餌を食べる時間帯。活動的で動きが見やすい
午後(13:00〜16:00)★★★☆☆活動がやや落ち着く。岩陰で休憩中のことも
夕方(16:00〜18:00)★★★★☆産卵個体が浅瀬に戻ってくる時間帯

ウミガメと遭遇したときの正しいふるまい方

絶対にやってはいけないこと

ウミガメは「海洋生物の保護に関する法律」(種の保存法・自然環境保全法)で保護されている希少種です。以下の行為は違法または生物への深刻なストレスになります。

NG行動理由
触る・つかむストレスで餌場を離れる。甲羅の傷から感染症になることも
進路を塞ぐ水面への呼吸を妨げると溺死する危険がある
追いかける逃走に体力を使わせる。警戒して戻らなくなる
フラッシュを直接当てる目への強い刺激。接近してのフラッシュ撮影は禁止
餌を与える人工エサへの依存が形成される

正しい観察方法

  1. ゆっくり近づく:急いで泳がず、ゆっくりとウミガメの視野に入る
  2. ウミガメのペースに合わせる:逃げようとしたら距離を保つ
  3. 1〜2mの距離を維持:触れそうな距離まで近づかない
  4. バブル(気泡)を直接当てない:呼気の気泡が甲羅に当たるとストレスになる
  5. 水面への通路を確保:ウミガメが呼吸のために浮上できるよう上方を塞がない

ルールを守ることで、ウミガメは人間に慣れた状態を保ちます。観察マナーが守られているスポットほどウミガメの遭遇率が高いのは、生物が安心して生息できているためです。

ウミガメの水中撮影テクニック

幻想的な水中の景色

機材の選択

機材特徴おすすめ度
GoPro(ハウジング付き)コンパクト・広角・手軽
スマートフォン + 防水ケース最もお手軽。画質は劣る
水中カメラ(コンデジ)画質◎・フラッシュ制御可能
一眼レフ + ハウジング最高画質。上級者向け△(入門には不要)

撮影の基本コツ

  • 逆光を利用する:水面からの光を背にせず、光源がウミガメを照らす角度を選ぶ
  • 目線の高さで撮る:上から見下ろすより、ウミガメと同じ高さで撮ると迫力が出る
  • 広角で近づく:望遠より広角レンズの方が水中ではぶれにくく背景も映る
  • 動画も同時に撮る:ウミガメが泳ぐ動きは動画が映える。GoProの写真+動画同時撮影機能を活用

フラッシュ・ライトの使い方

  • 自然光撮影が基本:水深5〜15mなら自然光で十分な明るさが得られる
  • ライトを使う場合:ウミガメの目に直接当てない。斜め下から照らすと甲羅の質感が出る
  • フラッシュは原則禁止:ウミガメに直接フラッシュを当てるのはマナー違反

体験ダイビングでもウミガメに会える?

はい、体験ダイビング(スキューバ体験)でもウミガメとの遭遇は十分に期待できます。

体験ダイビングでの遭遇条件

  • スポット選び:ウミガメ遭遇率の高い大度浜・ケラマを指定する
  • 時期:5〜10月の季節を選ぶ
  • 時間帯:午前便を選ぶ(特に早朝9時前後)
  • 少人数プラン:大人数グループより少人数(2〜4名)の方が静かに接近できる

体験ダイビングは水深5〜8mでの体験となるため、ウミガメが多く生息する浅瀬のスポット(大度浜など)では高確率で遭遇できます。ガイドも積極的にウミガメのいる場所へ誘導してくれます。

ウミガメ遭遇のための事前準備チェックリスト

予約時

  • 「ウミガメ遭遇率が高いスポット希望」とショップへ伝える
  • 午前便を選択する(可能なら早朝便)
  • 5〜10月の日程を優先する
  • 少人数制プランを選ぶ

当日

  • 水中カメラ・GoProの充電・SDカード容量を確認
  • ウミガメ観察ルールをガイドから聞く
  • ゆっくり動くことを意識する(急激な動きは禁物)

ウミガメ以外に那覇で見られる生物

ウミガメ遭遇スポットは他の生物も豊富です。

生物見られるスポット季節
クマノミチービシ・ケラマ通年
マンタ(オニイトマキエイ)ケラマ沖3〜5月
タコ大度浜の岩場通年
ウツボチービシ(岩礁帯)通年
カマスの群れケラマ外洋ポイント秋〜冬

よくある質問

Q. ウミガメは何頭くらいいますか? 大度浜には常時5〜10頭のアオウミガメが生息しているとされています。ケラマ周辺は那覇近海で最も個体数が多く、20〜30頭の生息が確認されているスポットもあります。

Q. 体験ダイビングでも触れますか? 触ることは禁止されています。体験ダイビングでも同様のルールが適用されます。ガイドから事前に説明があります。

Q. ウミガメの産卵は見られますか? 産卵は砂浜で夜間に行われるため、通常のダイビングツアーでは観察できません。産卵が見たい場合は、保護団体や自治体が実施する産卵観察ツアーへの参加が必要です。

Q. ウミガメがいなかった場合、料金はどうなりますか? 遭遇はショップの責任範囲外のため、返金対象になりません。ただし、遭遇率の高いスポットへ誘導する努力義務はガイドにあります。

Q. シュノーケリングでもウミガメに会えますか? 大度浜では水深1〜3mの浅瀬でウミガメが休憩していることがあり、シュノーケリングでの遭遇も十分可能です。ダイビングよりも浅いため、呼吸に来る際の水面での姿を間近で見られることもあります。

Q. ウミガメに会えるベストスポットはどこですか? 年間を通じての遭遇確率は慶良間諸島(ケラマ)の座間味島周辺が最も高いと言われています。那覇からの日帰りツアーで行けるため、初めてウミガメを目指すなら慶良間がおすすめです。

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