ダイビング コンタクトレンズは大丈夫?ソフト・ハードの違いと紛失対策

「コンタクトレンズをつけたままダイビングしても平気なのか」「マスクに水が入ってレンズを流してしまわないか」という不安は、視力矯正が必要なダイバーの多くが感じる悩みです。ソフトとハードの違いや紛失時の備え方を知っておけば、当日の不安をかなり減らせます。
ダイビング中にコンタクトレンズをつけても大丈夫か

結論として、酸素透過性の高いソフトコンタクトレンズであれば、着用したままダイビングできる場合が多いとされています。マスクが目全体を密閉して覆う構造のため、レンズが直接海水にさらされ続けるわけではないためです。
ただし個人差があり、レンズの種類・度数・目の状態によっては違和感が出ることもあります。持病がある方、目の乾燥や充血が気になりやすい方、コンタクトレンズの使用について眼科医から指示を受けている方は、ダイビング前に必ず眼科医に相談してください。最終的な着用の可否は自己判断ではなく、医師の判断に委ねるべき事項です。
コンタクトレンズの種類別ダイビング可否の目安
| 種類 | ダイビングでの扱い | 主な理由 |
|---|---|---|
| ソフトコンタクト(ワンデー) | 着用可能な場合が多い | 酸素透過性が高く、紛失時も交換しやすい |
| ソフトコンタクト(2週間・1ヶ月) | 着用可能な場合が多い | 酸素透過性は高いが紛失時の交換に日数がかかる |
| ハードコンタクト | 非推奨 | 水中でズレやすく、気泡が入り込み痛み・視界不良の原因になりやすい |
| 度付きマスク | 着用可能 | レンズが目に直接触れないため紛失リスクがない |
ソフトとハードで何が違うのか

ソフトコンタクトとハードコンタクトの最大の違いは、水中でレンズと目の間に気泡が入り込みやすいかどうかです。ハードレンズは素材が硬く、目の表面との密着度が水圧や動きの影響を受けやすいため、水中でズレたり気泡が入って痛みや視界不良につながるとされています。
ソフトレンズは素材が柔らかく目の表面に密着しやすいため、水中での動きに対してもズレにくいという特徴があります。とはいえ、どちらのタイプでも絶対にトラブルが起きないわけではありません。特に潜降・浮上時の圧力変化や、マスク内の結露・浸水などが重なると、レンズの装着感に違和感が出ることもあるとされています。普段からコンタクトレンズに慣れている方でも、初めてのダイビングでは予備の対策を用意しておくと安心です。
水中でのトラブル起きやすさの比較
| 項目 | ソフトコンタクト | ハードコンタクト |
|---|---|---|
| 気泡の入り込みやすさ | 低い | 高い |
| 水中でのズレやすさ | 低い〜中程度 | 高い |
| 紛失時の目安価格(ワンデー1枚) | 50〜150円程度 | 数千円〜1万円程度(再作製) |
| 紛失時の現地調達のしやすさ | しやすい(ドラッグストア等) | しにくい(処方・作製が必要) |
価格は商品・度数・購入店舗によって幅があります。正確な金額は各メーカー・眼科・販売店の公表価格を確認してください。
マスクに水が入った場合コンタクトレンズはどうなるか
マスクに水が入っても、レンズがすぐに流れてしまうとは限りません。ダイビング用マスクは目全体を覆う構造のため、少量の浸水であればレンズが保持されやすいという意見がある一方、水が目に直接触れることでレンズがズレる、まれに外れてしまうこともあるとされています。
水中でマスクをクリアする際に目を開けたままにする指導が一般的ですが、コンタクトレンズを着用している場合はレンズがズレやすい瞬間でもあります。視界が急にぼやける、片目に違和感が出るといった異変を感じたら、無理に自分だけで対処しようとせず、すぐにバディやインストラクターに合図をして知らせてください。浮上するかどうかの判断は、その場のインストラクターに委ねるのが安全です。
水中でレンズに違和感が出たときの流れ
- 落ち着いて呼吸を整え、パニックにならないようにする
- バディまたはインストラクターに手信号で異変を伝える
- インストラクターの指示に従い、必要であれば浮上する
- 浮上後、視界の異常が続く場合は無理をせず陸上で状態を確認する
体験ダイビングで初めて器材をつける方は、水中でマスクに水が入ること自体に不安を感じやすいものです。事前にマスククリアの練習を浅瀬で行うショップが多いので、コンタクトレンズを着用している旨をインストラクターに伝えておくと、当日のフォローを受けやすくなります。
紛失を防ぐための備え方

コンタクトレンズの紛失リスクを抑えたいなら、使い捨てのワンデータイプを使うのが最も手軽な対策です。1回ごとに新品を使うため、万一失っても現地で気軽に交換でき、2週間タイプや1ヶ月タイプのように次のレンズが届くまで日数がかかる心配がありません。
旅行先でダイビングをする場合は、予備のレンズを普段より多めに持参し、さらにメガネも荷物に入れておくと安心です。ダイビング後に街を歩いたり食事に出かけたりする際、コンタクトレンズを紛失していても不自由なく過ごせます。持ち物全般の準備については、那覇ダイビング持ち物リスト完全版でも旅行時のチェックリストをまとめているので、あわせて確認しておくとより安心です。
紛失対策の準備リスト
| 準備するもの | 目的 |
|---|---|
| ワンデータイプの予備(2〜3日分) | 紛失時にすぐ交換できるようにする |
| メガネ | レンズを紛失した場合の代替手段 |
| コンタクトレンズケース・保存液 | 2週間・1ヶ月タイプ利用時の応急対応 |
| 眼科の処方箋控え・度数メモ | 現地で急にレンズを購入する場合に備える |
度付きマスクという選択肢
度付きマスクは、レンズを目に直接つけないため紛失リスクがゼロになる点が最大のメリットです。近視用の既製レンズを組み込めるモデルが多く、度数によっては老眼(遠視)対応のレンズを選べる場合もあります。
一方で、度付きマスクは潜水頻度が少ないダイバーにとっては割高に感じられることがあり、度数がぴったり合わないと逆に見えにくさを感じるという声もあります。ショップでレンタルできる場合もありますが、度付きマスクを常備している店舗は限られ、度数の在庫がないことも多いため、利用したい場合は予約時に度数と在庫の有無を必ず確認してください。器材選び全般の優先順位についてはダイビング器材を買う順番でも詳しく解説しています。
コンタクトレンズ継続 vs 度付きマスクの比較
| 項目 | コンタクトレンズ継続(ワンデー) | 度付きマスク購入 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 数百円〜(普段使いの延長) | 15,000〜30,000円程度 |
| 紛失リスク | あり(予備で対策可能) | なし |
| 潜水頻度が少ない場合の向き不向き | 向いている | 割高になりやすい |
| 潜水頻度が高い場合の向き不向き | 予備の管理が手間になりやすい | 向いている |
価格は度数・レンズメーカー・購入店舗によって幅があります。正確な金額は各メーカー・眼科・販売店の公表価格を確認してください。
まとめ

ダイビング中のコンタクトレンズは、酸素透過性の高いソフトタイプであれば着用できる場合が多く、ハードタイプは水中でのズレや気泡混入のリスクから非推奨とされています。紛失が不安な方はワンデータイプへの切り替えと予備・メガネの持参で備え、潜水頻度が高い方は度付きマスクへの切り替えも検討してみてください。目の状態や持病について不安がある場合は、必ず眼科医やインストラクターに事前に相談しましょう。
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よくある質問
- 酸素透過性の高いソフトコンタクトレンズであれば、着用したままダイビングできる場合が多いとされています。一方でハードコンタクトレンズは、水中でレンズと目の間に気泡が入り込みやすく、ズレや痛みの原因になるとされ非推奨です。持病や目の状態によって注意点は変わるため、不安がある場合は必ず眼科医に相談してください。
- 水が目に直接触れるとレンズがズレたり、まれに流れてしまうことがあるとされています。ただしダイビング用マスクは目全体を覆う構造のため、少量の浸水であればレンズが保持されやすいという意見もあります。心配な場合はワンデータイプを使い、万一失っても現地で気軽に交換できるようにしておくと安心です。
- 視界が急にぼやける、片目に違和感が出るといった場合は、無理に自分で対処しようとせず、すぐにバディやインストラクターに合図をして知らせてください。落ち着いて浮上を検討する判断はインストラクターに委ねるのが安全です。予備のレンズやメガネを陸上に用意しておくと、浮上後すぐに視界を確保できます。
- ワンデータイプは1回ごとに新品を使うため、紛失しても現地でストレスなく交換できるからです。2週間タイプや1ヶ月タイプを紛失すると、次のレンズが手元に届くまで日数がかかることがあり、旅行中のダイビングでは特に不便になりやすいとされています。
- 潜水頻度や予算によって向き不向きが分かれます。年に数回程度であれば普段使っているコンタクトレンズ(ワンデータイプ推奨)で対応し、月に何度も潜る、あるいはレンズの紛失や目の乾燥が気になるという方は度付きマスクへの切り替えを検討する価値があります。
- 度付きマスクを常備しているショップは限られており、度数の在庫がない場合も多いとされています。利用したい場合は、予約時に度数と在庫の有無を必ず確認してください。当日いきなり依頼しても対応できないことがあります。
- 海水が直接目に入ると、コンタクトレンズの種類によっては違和感や充血を感じることがあるとされています。重篤な症状ではなくても、目の痛みや異常な充血が続く場合は自己判断で様子を見ず、早めに眼科を受診してください。
- 度付きマスクには近視用だけでなく老眼(遠視)に対応したレンズを組み込めるモデルもあるとされています。水中で写真の設定を確認したい、生物の細部を見たいといったニーズがある方は、ショップやメーカーに老眼対応の在庫があるか問い合わせてみてください。