西表島 ダイビング完全ガイド【2026年版】3つのエリアと石垣島からの行き方

2026/8/22Dibee編集部#西表島#石垣島#ダイビング#ボートダイビング
西表島 ダイビング完全ガイド【2026年版】3つのエリアと石垣島からの行き方

「石垣島だけでなく西表島でも潜ってみたいけれど、何が違うのか分からない」——そんな悩みを持つ人は少なくありません。この記事では、西表島ダイビングの3つのエリアの特徴、石垣島からのアクセス方法、料金相場までを整理して解説します。

西表島のダイビングはほぼボートダイビングである

西表島のダイビングは、基本的にボートで沖のポイントへ向かうボートダイビングが中心です。島の周囲にビーチエントリーできる遠浅のリーフが少なく、見どころのあるポイントの多くが港から数分〜数十分の沖合にあるためです。

西表島方面へ向かうダイビングボートと青い海

1日のスケジュールは、午前・午後で1本ずつ潜る「1日2ダイブ」が標準的な組み方です。港でタンクを背負って乗船し、ポイントに到着したらそのままエントリーする流れになるため、石垣島の体験ダイビングで多いビーチエントリー中心のプランとは進行がやや異なります。

石垣島の他エリアとの違い

石垣島市街地から近い川平湾や真栄田岬周辺は、ビーチエントリーの体験ダイビングも選びやすいエリアです。一方、西表島は港からボートで移動するプランが中心のため、船に慣れていない人や船酔いが心配な人は、乗船時間や海況をあらかじめショップに確認しておくと安心です。

西表島のダイビングエリアは大きく3つに分かれる

西表島のダイビングポイントは、北部のバラス島周辺・西部の網取/船浮周辺・南部の仲ノ神島周辺という3つのエリアに大きく分けられます。それぞれ地形や潮流の傾向が異なり、狙える生物や難易度も変わってきます。

エリア位置特徴目安の難易度
北部(バラス島周辺)西表島北側サンゴが発達したリーフ。比較的穏やかで多彩な生物層初心者〜
西部(網取・船浮周辺)西表島西側中層をドリフトで潜るスタイル。回遊魚の群れを狙いやすい中級者〜
南部(仲ノ神島周辺)西表島南方沖通称「オガン」。潮通しがよく大物遭遇率が高いとされる上級者向け

北部エリア(バラス島周辺)

北部エリアは、枝状サンゴが広がる浅場と、やや水深のあるリーフが組み合わさったポイントが多いのが特徴です。キンギョハナダイなどの群れが乱舞する華やかな景観が見られる場合が多く、初心者や経験本数の少ないダイバーでも案内されやすいエリアとされています。

サンゴ礁と色とりどりの熱帯魚が集まる水中の景観

西部エリア(網取・船浮周辺)

西部エリアは、イソマグロやバラクーダといった回遊魚の群れを中層のドリフトダイビングで狙うスタイルが特徴です。潮の流れに乗りながら群れを追うため、中性浮力のコントロールなど基本スキルの安定が求められます。南部の仲ノ神島に行けない海況の日でも、大物を狙える代替ポイントとして選ばれることが多いエリアです。

群れをなして泳ぐ小魚たち

南部エリア(仲ノ神島周辺)

仲ノ神島は通称「オガン」と呼ばれる無人島で、西表島ダイビングの中でも特に上級者向けとされるエリアです。周囲の潮通しの良さから栄養分が集まりやすく、大型回遊魚やハンマーヘッドシャークなど大物との遭遇が期待できるとされていますが、潮流が複雑で変化しやすいため、相応の経験とスキルが求められます。天候や海況によっては安全のため中止・変更になることも珍しくありません。参加を検討する場合は、必要な経験本数やライセンスの有無を事前にショップへ確認しておきましょう。

西表島ダイビングは年間を通して潜れる

西表島は沖縄本島や石垣島よりもさらに南に位置し、冬でも水温が下がりにくいことが大きな特徴です。真冬でも23℃前後を保つ場合が多く、年間を通してダイビングを楽しめる環境が整っています。

季節水温の目安特徴
春(3〜5月)23〜26℃コブシメの産卵が見られる場合が多い
夏(6〜8月)28〜30℃南風が安定し、仲ノ神島へ行きやすい時期とされる
秋(9〜11月)26〜28℃透明度が安定しやすい
冬(12〜2月)22〜24℃北風が強い日はマングローブなど内海寄りのポイントが中心になりやすい

冬季は北風の影響で外洋のポイントに行きにくい日があり、その場合はマングローブの汽水域などでのマクロ生物観察に切り替えるショップもあります。水温自体は比較的高いものの、風向きによって潜れるエリアが変わる点は押さえておきましょう。

石垣島から西表島への行き方

石垣港からは、西表島の上原港・大原港へ向かう定期フェリーが日中を通して複数便運航しています。西表島ダイビングを計画する場合、まずこのフェリーでの移動が前提になります。

区間所要時間の目安片道運賃の目安
石垣港→上原港約40〜45分大人片道 約3,000円
石垣港→大原港約35〜40分大人片道 約2,000円

上原港・大原港のどちらに向かうかは、宿泊先や滞在したいエリアによって選び分けます。北部のポイントを中心に潜りたい場合は上原港側、南部・東部を拠点にする場合は大原港側が便利になることが多いですが、詳しいアクセスはショップに確認するのが確実です。運賃・時刻表は季節や海況、燃料事情によって変わることがあるため、直前に各フェリー会社の公式情報を確認してください。

日帰りで潜ることもできる

タンクを背負ってボートの縁に座る2人のダイバー

石垣島に宿泊しながら、フェリーで西表島へ渡って日帰りでファンダイビングに参加できるプランを扱うショップもあります。朝一番の便で西表島へ渡り、午前・午後で2本潜って夕方の便で石垣島へ戻る、という組み方です。移動時間を含めると1日がかりのスケジュールになるため、時間に余裕を持って予約しましょう。反対に、南部の仲ノ神島など天候に左右されやすいポイントを狙う場合は、西表島に宿泊して複数日のチャンスを確保する人もいます。

西表島ダイビングの料金相場

西表島のファンダイビングは、1日2本で15,000〜25,000円程度が目安とされています。器材レンタルの有無、石垣島からのフェリー代・送迎の有無によって総額は変動します。

プラン内容料金の目安備考
ファンダイビング 1日2本¥15,000〜¥25,000器材レンタル別料金の場合あり
器材フルレンタル¥3,000〜¥6,000ショップにより金額・内容が異なる
石垣島⇔西表島フェリー往復¥4,000〜¥6,000港・便により異なる

正確な料金・込み込みの内容は、申し込み先のショップの公式情報で必ず確認してください。加盟店ごとに異なるプラン設計をしているため、金額を比較する際は器材代・フェリー代が含まれているかどうかを確認することが大切です。

安全に楽しむための注意点

西表島は自然が色濃く残るぶん、潮流や海況の変化が大きいポイントも多くあります。特に仲ノ神島のような大物狙いのエリアでは、無理な参加が事故につながりかねません。

  • 経験本数を正直に申告する:ガイドが当日のグループ分けやポイント選定を判断する材料になる
  • エリアごとの難易度を理解しておく:北部は比較的穏やか、南部は潮流が強いなど傾向を把握する
  • 体調管理を徹底する:船での移動時間が長いため、睡眠不足や体調不良は無理せず申告する
  • 持病がある場合は事前に医師へ相談する:耳抜きが苦手な人や心肺機能に不安がある人は特に注意

減圧症や既往症に関する判断は自己流に頼らず、最終的には医師やインストラクターに相談したうえで参加を決めることをおすすめします。当日の海況によってポイントが変更・中止になることもあるため、天候にはある程度余裕を持ったスケジュールを組んでおくと安心です。

まとめ

OKサインを出しながら水中を泳ぐダイバー

西表島のダイビングはほぼボートダイビングで、北部バラス島・西部網取/船浮・南部仲ノ神島という3つのエリアそれぞれに個性があります。水温が高く年間を通して潜れる一方、南部の大物ポイントは潮流が強く上級者向けとされる点は押さえておきましょう。石垣島からはフェリーで35〜45分程度でアクセスでき、日帰りでのファンダイビングも選択肢のひとつです。

石垣島エリア全体の情報は石垣島のダイビングにまとめています。マンタを狙うなら石垣島マンタダイビング完全ガイド、初めてのダイビングを検討している方は石垣島 体験ダイビング完全ガイドもあわせてご覧ください。

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よくある質問

西表島のダイビングは石垣島から日帰りできますか?
可能です。石垣港から西表島の港までフェリーで35〜45分程度のため、日帰りでファンダイビング2本というスケジュールを組んでいるショップが多くあります。ただし乗り継ぎの待ち時間や潜るエリアによっては前泊がすすめられる場合もあるため、申し込み前にショップに確認してください。
西表島ダイビングは初心者でも参加できますか?
北部バラス島周辺など、比較的穏やかなポイントであれば初心者や体験ダイビングでも参加しやすいとされています。一方で南部の仲ノ神島は潮流が強く上級者向けとされることが多いです。自分の経験レベルに合うエリアかどうかは、申し込み前にショップへ相談することをおすすめします。
仲ノ神島(オガン)とはどんなポイントですか?
西表島の南方沖に位置する無人島で、通称「オガン」と呼ばれます。周囲は潮通しがよく大型回遊魚やハンマーヘッドシャークなどの大物に出会える可能性があるポイントとして知られていますが、潮流が速く変化しやすいため経験豊富なダイバー向けとされています。天候や海況によって行けない日も多くあります。
西表島の水温は冬でも潜れますか?
西表島は沖縄本島や石垣島よりもさらに南に位置し、冬でも水温が大きく下がりにくいとされています。真冬でも23℃前後を保つ場合が多く、5mm程度のウェットスーツやフードベストがあれば年間を通してダイビングを楽しめます。ただし体感の寒さには個人差があるため、不安な場合はショップに相談のうえ防寒装備を準備してください。
西表島ダイビングの料金相場はいくらですか?
ファンダイビング1日2本で15,000〜25,000円程度が目安とされています。器材レンタルの有無や、石垣島からのフェリー代・送迎の有無によって総額は変わります。正確な料金は各ショップの公式情報で確認してください。
西表島のダイビングポイントはどこから出発しますか?
西表島の上原港・大原港周辺、または船浮・白浜など島内各所にショップが拠点を構えており、そこからボートで各エリアへ向かうのが一般的です。滞在するエリアによって行きやすいダイビングポイントが変わるため、狙いたいエリアが決まっている場合は宿泊地とセットで検討すると効率的です。
西表島と石垣島、どちらでダイビングすべきですか?
石垣島は市街地から近く体験ダイビングの選択肢が豊富な一方、西表島はほぼボートダイビングでポイントごとの個性が強いのが特徴です。マンタを狙うなら石垣島の川平湾周辺、手つかずの地形や大物を狙うなら西表島、というように目的で使い分けるダイバーも多くいます。
西表島ダイビングに向いている経験本数の目安はありますか?
エリアによって異なります。北部バラス島周辺は初心者や経験本数の少ないダイバーでも案内されることが多い一方、南部仲ノ神島は潮流の変化が大きいため相応の経験が求められる傾向にあります。最終的な参加可否は当日の海況を踏まえたガイドの判断によるため、経験本数は正直に申告しましょう。

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