伊豆海洋公園でダイビング|歴史・水中ポスト・料金の目安を解説

「伊豆海洋公園ってどんな場所?」「水中に郵便ポストがあるって本当?」——東伊豆・富戸にある伊豆海洋公園は、日本のレジャーダイビングの歴史そのものといえる特別なスポットです。この記事では、伊豆海洋公園の歴史や見どころ、アクセス、体験ダイビングの流れまで、初めて訪れる人が知っておきたい情報をまとめました。
伊豆海洋公園とはどんな場所か
伊豆海洋公園は、1964年に開設された日本で最も歴史のあるダイビング専用施設のひとつです。故・益田一氏によって設立され、日本のレジャーダイビング発祥の地ともいわれています。
東伊豆・富戸(静岡県伊東市)に位置し、ダイビングセンターに加えてバーベキューエリア、夏季限定の磯プールなど複数の施設で構成されています。60年以上にわたって多くのダイバーに利用されてきた実績があり、初心者の体験ダイビングから経験者のファンダイビング、ライセンス講習の海洋実習まで幅広い層に対応しているのが特徴です。

黎明期から現在まで、多くのダイビングショップや個人ダイバーがこの海を拠点にしてきました。専用施設ならではの更衣室・駐車場が整っているため、機材の多いダイバーでも身支度がしやすいのも長年支持されてきた理由のひとつです。
施設の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開設 | 1964年 |
| 所在地 | 静岡県伊東市富戸 |
| 通常営業時間 | 8:30〜17:00(土日祝は8:00〜17:00が目安) |
| 駐車場 | 有料あり(台数に限りあり) |
| 磯プール | 夏季(7〜8月ごろ)限定で利用可能 |
| バーベキューエリア | 季節に応じて利用可能な期間あり |
営業時間や季節限定施設の稼働状況は年によって変わることがあるため、訪問前に公式サイトまたは予約したショップで最新情報を確認するのが確実です。
水中ポストが伊豆海洋公園最大の見どころ
伊豆海洋公園の代名詞ともいえる存在が、水深20m付近に設置された「水中ポスト」です。日本一深いといわれるこの郵便ポストに専用の防水ハガキを投函すると、後日実際に自宅などへ配達される仕組みになっています。
水中で手紙を出すという非日常体験は、写真映えする記念にもなり、リピーターが増える理由のひとつです。ただし水中ポストのある水深帯は決して浅くはないため、体験ダイビングのコース内容によっては案内できる範囲が限られる場合があります。「水中ポストまで行けるかどうか」は、申し込み時にショップへ確認しておくと当日の行き違いを防げます。
伊豆海洋公園で見られる生き物の傾向
伊豆海洋公園はウミウシなど小さな生き物の種類が豊富なポイントとして知られています。海藻やソフトコーラルが根に付いた複雑な地形が、多くの生物の隠れ家になっているためです。

- 通年:ウミウシ、ハナタツ、カエルアンコウなどのマクロ生物
- 水温が上がる時期:クマノミの仲間や季節来遊魚が増える傾向
- 回遊魚:アジやイサキなどの群れに出会えることもある
生き物の遭遇率は季節・日・潮流によって大きく変わります。「必ず見られる」ものではなく、その日のコンディション次第という前提で楽しむのがおすすめです。同じ根や岩陰でも、潜るタイミングによって出会える顔ぶれが変わるのが伊豆海洋公園の面白さでもあります。
伊豆海洋公園への行き方(東京から)
東京から伊豆海洋公園までは、車・電車のどちらでもアクセス可能です。伊豆海洋公園の公式サイトでは「都心から車で約2時間半」が目安として案内されています。
| 交通手段 | 目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 車(東名高速経由) | 都心から約2.5時間 | 休日午前は渋滞しやすく、余裕を持った出発がおすすめ |
| 電車(特急踊り子号) | 東京から伊東・伊豆高原まで約1時間40分 | 駅から現地までは別途バス・タクシー・送迎の利用が必要 |
電車で向かう場合、伊豆高原駅・富戸駅からダイビングショップの送迎バスを利用できるケースが多くあります。車を持たない場合は、送迎の有無を予約時に確認しておくと当日の移動で困りません。伊豆全体のエリア比較やベストシーズンについては伊豆エリアガイドにまとめています。
伊豆海洋公園の体験ダイビングの流れ
伊豆海洋公園周辺には体験ダイビングを受け付けているショップが複数あり、インストラクターが最初から最後まで付き添う形式が一般的です。泳ぎに自信がなくても、水深の浅いエリアからスタートするため落ち着いて臨めます。

初めてタンクを背負う人にとって、水中での呼吸や浮力の感覚は最初の数分が肝心です。伊豆海洋公園周辺のショップは長年初心者を受け入れてきた実績があり、緊張をほぐす説明や声かけに慣れているのも安心材料のひとつです。
当日の一般的な流れ
- 集合・受付:健康チェックシートの記入と申込書の確認
- 機材フィッティング:ウェットスーツ・マスク・フィンのサイズ合わせ
- 陸上講習:呼吸方法や耳抜きなど基本動作の練習(15〜20分程度)
- エントリー・水中体験:インストラクターと一緒に浅場から潜降
- シャワー・着替え・解散
具体的な所要時間や料金はショップ・プランによって異なります。加盟店ごとの最新の料金・スケジュールは、予約時にプラン詳細で確認してください。
伊豆海洋公園と伊豆の他エリアの違い
伊豆海洋公園は「専用施設の充実度」と「水中ポストという独自コンテンツ」が最大の特徴です。伊豆には他にも個性の異なるエリアがあり、目的によって選び方が変わります。
| エリア | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 伊豆海洋公園(富戸・東伊豆) | 専用施設、水中ポスト、マクロ生物が豊富 | 歴史あるスポットで初めて潜りたい人、写真撮影が好きな人 |
| 大瀬崎(西伊豆) | 駿河湾の地形派・マクロ派の聖地、湾内は穏やか | じっくり地形を楽しみたい人、ショップ数が多く選択肢を広げたい人 |
| 神子元島(南伊豆) | 黒潮の影響を受けやすく回遊魚が豊富 | 経験を積んだ上級者、ハンマーヘッドシャークを見たい人 |
伊豆海洋公園を含む東伊豆エリアは、電車でもアクセスしやすく初心者にも選ばれやすいのが特徴です。エリアごとの季節による違いは伊豆ダイビングのベストシーズン、初めての伊豆ダイビング全般のポイントは伊豆ダイビング初心者ガイドで詳しく解説しています。
伊豆海洋公園を訪れる前に確認したいこと
伊豆海洋公園は歴史ある施設だからこそ、事前の確認がスムーズな1日につながります。
体験ダイビングが初めての方は、持ち物や不安の解消ポイントを伊豆ダイビング初心者ガイドでも確認しておくと安心です。
まとめ

伊豆海洋公園は、1964年開設という歴史と、日本一深いといわれる水中ポストという独自の見どころを持つ東伊豆・富戸のダイビングスポットです。東京から車・電車どちらでもアクセスでき、専用施設が整っているため初心者からベテランまで安心して利用できます。水中ポストへ行けるかどうかや駐車場の状況は事前確認がおすすめです。
よくある質問
- 1964年に開設された、日本のレジャーダイビング発祥の地ともいわれるダイビング専用施設です。東伊豆・富戸にあり、更衣室などの施設と有料駐車場を備え、体験ダイビングからファンダイビング、ライセンス講習まで幅広く利用されています。
- 水深20m付近に設置された、日本一深いといわれる水中の郵便ポストです。専用の防水ハガキに宛名を書いて投函すると、後日実際に配達される仕組みになっています。設置水深がやや深いため、投函体験の可否はコースやライセンスの有無によって変わります。事前にショップへ確認しましょう。
- はい。伊豆海洋公園の周辺には浅場のポイントもあり、体験ダイビングを受け付けているショップが複数あります。ただし水中ポストのある水深帯はコースによって案内できるかどうかが異なるため、申し込み時に確認しておくと安心です。
- 公式サイトでは都心から車で約2時間半が目安とされています。電車の場合は東京から特急踊り子号で伊東・伊豆高原方面まで約1時間40分、そこから駅・現地間の移動が加わります。土日祝は道路が混みやすいため、車で向かう場合は余裕を持ったスケジュールがおすすめです。
- 有料の駐車場が用意されています。台数には限りがあるため、繁忙期やハイシーズンの週末は早めの到着を心がけるか、事前にショップへ駐車場の空き状況を確認しておくと安心です。
- ウミウシやハナタツなどの小さな生き物が豊富に見られるポイントとして知られています。季節来遊魚など水温が上がる時期に増える生き物もいますが、遭遇率は年や日によって変わるため、必ず見られると保証されるものではありません。
- 公式サイトによると、夏季(7〜8月ごろ)限定で「磯プール」が利用できる期間があり、ダイビング以外でも家族で楽しめます。冬季を含む期間はバーベキューエリアが利用できるなど、季節によって施設の使い方が変わります。最新の営業状況は公式サイトまたはショップに確認してください。
- 伊豆海洋公園は東伊豆・富戸に位置し、専用施設と豊富な生物層、水中ポストという独自の見どころを持つ点が特徴です。西伊豆の大瀬崎は駿河湾に面した地形派・マクロ派向けのポイントが多く、南伊豆の神子元島はハンマーヘッドシャークなど回遊魚系の生き物で知られます。エリアごとの違いは[伊豆エリアガイド](/area/izu)でも比較しています。